英語で文章を作る時に、日本語の文章の「は」を英語の主語にすると変な英文になってしまうことが多いです。
その際には、動作をする人を主語にすることを意識しましょう。
例えば、「鉄は熱いうちに打て」の動作主は「鉄」ではなく、「お前/あなた」です。
このファイルはgitignoreに入れよう。
という文を例に考えてみます。
「このファイルは」を英語の主語にするのではなく、動作をする人、つまり私か私たちという言葉を加えて主語にします。もし、動作をするのが「私」一人であれば
I'll add this file to gitignore.
と表現できます。I'llのwillと「今そうやろうと決めた動作」を表す未来形です。
もし動作をする・決断するのが「私たち」であれば、let'sで表現します。「~しましょう」はlet's(<let us)と表現できます。let'sの文は命令文なので英文法としての主語はありません。
Let's add this file to gitignore.
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「像は鼻が長い。」で英語の主語は
「像は」と「鼻が」の主語になりそうなものが二つあります。述語の「長い」は何を説明しているかというと「鼻が長い」という説明なので、この文なら「像の鼻は長い」と言い換えることができます。
The trunk of an elephant is long.
英語で「像の鼻」をtrunkと言います。
主題としての「は」
日本語の「は」は必ずしも主語ではなく、主題であることがあります。「像は鼻が長い」を例にすると、「像は」は「像というのは」という主題を提示していると言えます。
英語でよく使われるhave(持っている)を使う
「像は鼻が長い」のようなを英語では「持っている(have)」を使って表現することの方が多いので、よく使われる英語の表現は以下のようなものがあります
- Elephants have long trunks.
- The elephant has a long trunk.(学術か特定の像の話題で)
文脈によって上のどれが使われるか変わります。
source:"An elephant has a long trunk.""Elephants have long trunks." | WordReference Forums
SVOの語順が崩れることも
英語は基本的にはSVOの語順になっていますが、まれにネイティブも順番を変えた文を言うことがあります。
- That, I don't know.
- A lot of things I don't know.