whatの間接疑問文(indirect question)
単体では疑問文として使われるものが文の一部として使われる時の用法です。
Where's the nearest station?
をI don't knowの目的語にすると
I don't know where the nearest station is.
この時に、元の疑問文とisの位置が変わっています。例文を見て理解してください。
- He asked me what was wrong.
- I wonder what's wrong.
- Do you know why he can't come today?
- I don't remember how I learned it.
- I still remember how we met for the first time.
- He doesn't know what he's doing.(彼は自分が何をやっているのか分かっていない→自分がやっていることが正しいのかわからず、とりあえずやっている。)
- I don't know how OS works.
- That's what coding is to him.
- What matters is not who did it, but what is done.
wonderは聞き手に必ずしも答えて欲しいわけではなく、「~だろう?」とわからないという意味で使われます。
疑問文の時はwhatは文頭じゃないの?
What自体を問う時は文の最初に来ますが、この用法(間接疑問文)ではwhatの部分は文の途中に使われます。
whatの関係代名詞(relative pronoun)
上の使い方には「何」というニュアンスがありましたが、こちらは「何」という意味を考えないほうがわかりやすいです。
whatのアプローチ1「~こと」「~もの」
これを理解するアプローチは2種類あります。一つ目はwhatを「~こと」「~もの」という意味だと認識したほうが理解する方法です。例えば、
what you do
を「あなたがすること」のように理解します。
whatのアプローチ2 the thing(s) thatと置き換え
もう1つはwhatを thething(s) thatと置き換えて理解する方法です。
- I feel angry and sad about what you do.
- I feel angry and sad about the things that you do.
この2つの文は大体同じ意味になりますが、実際には1.の方が良く使われます。
関係代名詞whatの例文:
- What I wanted to know is the URL of that blog.
- This is not what I wanted.
whatの間接疑問と関係代名詞用法を比較
上とは別の使い方をしますので、比較します。
- What I did this morning was useless.
- He doesn't remember what I did for him on that day.
1.は「私が今朝やった何は無駄だった。」だと意味をなしません。「今朝やったこと」と解釈すると分かりやすいです。
一方の2.は「あの日彼のためにしたこと」でも「彼のために何をしたか」でも理解できます。普通は後者の「何を」と解釈されます。