IT系の英語表現を学ぶ

IT系で使われる英語を中心に豊富な例文と説明を紹介します。

新gTLDがスパムメールで使われる理由を考察 .club .site等

迷惑メールを眺めていると、メールアドレスの最後が

  • .club
  • .site

になっているものが多かったです。(2017年4月時点)。現時点では、この2つのgTLDは最近公開されたばかりの新しいものです。その他には海外のドメインも見かけます。

ちなみに、迷惑メールを開かずに、カーソルを乗せてメールアドレスを確認しました。

新gTLDは悪用される理由

スパムメールを送るためにはメールアドレスが必要です。

Yahoo!JAPANなどのフリーメールではなくオリジナルのアドレスが必要になるという事情が考えられます。その事情について詳しくはわかりませんが、フリーメールでは迷惑メール判定されやすいなどの理由が考えられます。

メールアドレスとドメイン名の例

そのメールアドレスを取得するのに、新gTLDが選ばれるのは、値段が安いからだと思われます。.comなどの定番のものは数百円ですが、新しいgTLDなら最安で30円のものもあります。

スパムメールで使われるURLは乱数のような文字列なので特に意味がないURLだと思われます。つまり、URLへのこだわりはないと考えられます。URLは何でも良いとなると、安いドメインを買うために新gTLDが選ばれるのでしょう。

まとめると

  1. メールアドレス発行のためURLが必要
  2. 安いものでOK
  3. 新しいgTLDは安い

この推論が正しければ、今後もこの傾向は続くでしょう。

値段以外に新gTLDの効果があるとすれば、珍しいURLなので興味本位でのクリックがあることでしょう。

<ドメインの話>