IT系の英語表現を学ぶ

IT系で使われる英語を中心に豊富な例文と説明を紹介します。

英語学習の目的は会話じゃなくて海外の情報収集ができるようになること

海外のサイトを読みながら友人に英語を教えていると、それを見ていたアメリカ人に

「文法よりとにかく話すことと読みまくることが大事だ」

と言われたので、同意と反論の説明も兼ねて、私が教えている学習方法を説明します。

  • 目的:ネットで英語を使って情報収集ができるように
  • 方法:文法は一通り習ったので、興味のあるサイトで実践。理解できなくてもよみまくる。
  • 会話:現段階では重視せず、読むことに集中

日本語の読み方を知らないのに日本語を読める人

外国語上達法 (岩波新書 黄版 329)」のp27にある日本語を学んだチェコ人が紹介されている。

この人は化学の技師で科学の文献をやくせればいいというのが学習の目的であった。すなわち、単語が引けて、文をつくっている規則、いわゆるシンタックス(統語法)が分かればいいので、会話はもちろん、「水」というこの字が読めなくとも、H2Oを意味することが分かればいいのである。

外国語上達法 (岩波新書 黄版 329)

外国語上達法 (岩波新書 黄版 329)

 

英語で何をしたいのか

ネットを使って英語の海外サイトで情報収集

この例は極端ですが、私が設定した友人の英語学習の目的も同じです。つまり、ネットで英語のページを読めるようになるということ。具体的には、Stack Overflowのようなサイトや技術系の最新情報を英語で読むことです。

英語で書かれたものを読むことだけに集中した場合、英語で話すことや聞き取りなどは現段階では必要ありません。

英語を理解できなくても読みまくるとは

ツイッターでTech Crunch JPや、ニュース系ならTimesなどをフォローしていれば自然と英語に触れる機会が増えます。

単語

その時理解していなくても、何度も見かける単語は綴りをいつの間にか覚えます。綴りだけを覚えると、自然とその意味も調べたくなって覚えられます。

文法

背景知識などから意味が分かれば、知らなかった構造もわかるようになります。単語と同じようにたくさんの英語に触れる必要があります。

目的は人によって違う

旅行で英語を使いたいだけの人なら、スピーキングやリスニングが必要になると同時に、難しいことを読む必要はありません。英語の勉強を始める前に目的を確認したほうがいいです。

自分に英語は必要か

会話の訓練は英語のページをたくさん読むことで、ある程度英語に触れて表現を覚えてから、必要であれば始めたら良いと思っています。本音を言うと、英語を話す能力が必要な日本人は一握りなので、それ以外の人には趣味以外としては無駄な時間だと思います。

日本人の9割に英語はいらない (祥伝社黄金文庫)

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